Tourism passport web magazine

学校法人 大阪観光大学

〒590-0493
大阪府泉南郡熊取町
大久保南5-3-1

学校法人 大阪観光大学

〒590-0493
大阪府泉南郡熊取町 大久保南5-3-1

大阪観光大の学生や教員が運営する WEBマガジン「passport」

Osaka University of Tourism’s
Web magazine”passport”

「passport(パスポート)」は、観光や外国語、国際ニュースなどをテーマに、 大阪観光大学がお届けするWEBマガジンです。
記事を書いているのは大阪観光大学の現役の教授や学生たち。 大学の情報はもちろん、観光業界や外国語に興味のある方にも楽しんでいただける記事を定期的に公開していきます。

文化鑑賞創造実践「パフォーミングアーツ」クラス受講生が「紀州の民話をオペラに」音楽劇上映会に参加

 2024年10月27日(日)、1年次の必修科目である文化鑑賞創造実践※1「パフォーミングアーツ」の伊原木クラス※2 受講学生が、伊原木客員准教授(「紀州の民話をオペラに」音楽監督)の出演する「『紀州のタヌキと四国のキツネのとんでも国替え物語』上映会」※3 に参加し、コンサートスタッフ体験と鑑賞をしました。
和歌山県民文化会館小ホールにて開催されたこのコンサートは、2023年に初演した音楽劇「紀州のタヌキと四国のキツネのとんでも国替え物語」の模様を、字幕付きで上映したものです。
1部では、和歌山を拠点に活動する邦楽演奏家集団「かしくの会」(杵屋多佳代表)による三味線や和太鼓などの和楽器をともなった唄に、躍動感のある踊りが加わった紀州《かっぽれ》。そして、2部で上映する出演者達が歌唱し舞台挨拶を行う構成となっています。
参加した学生たちは、朝9時に集合し、衣装替えやリハーサルの見学を行いました。

その後、和太鼓を演奏したり、三味線を弾かせていただいたりと、「かしくの会」と交流しました。


まもなく開場時間となり、コンサートスタッフとしての体験を行いました。来場者の名前チェック、案内や誘導、プログラムの配布など、コンサートを運営する上で重要な仕事を担当しました。

14時からはコンサートの鑑賞です。前方の席で、かぶりつきで鑑賞しました。

以下に、参加した学生のコメントを抜粋で掲載します。

Aさん:今まで全く経験したことがなかったので、忙しい一日でしたが、充実感と楽しさを感じました。先生の衣装は本当にすごいと感じました。太鼓も体験しました、本当に楽しい思い出です!
Bさん:今回は貴重な体験をすることが出来たと思っています。特に、お客さんにパンフレットを手渡しする作業ではお客さんを身近に感じることが出来ましたし、言葉をスクリーン上に映し出す工夫は、私たちが実際に公演する際にも活かせる技術だと考えました。
Cさん:和歌山のオペラ鑑賞を通して、歌手の表現力やオーケストラの迫力を体感しました。特に、主人公の切ない歌唱や照明演出に引き込まれ、オペラの魅力を深く感じました。音楽と演技で感情を伝えるオペラの奥深さに触れ、新たな視野が広がりました。
Dさん:このイベントに参加したことで、企画から実行までの全過程を深く体験することができました。先生のアドバイスのもと、私たちは効率的に役割を分担し、明確な作業フローを作成したため、イベントがスムーズに進行しました。準備の過程では、チームメイトとの協力を通じて、チームワークの力を実感しました。全員がベストを尽くし、それぞれの役割を果たしながら、スムーズに連携して様々な課題を克服していきました。イベントが形になっていくのを見たときの満足感と達成感は、言葉にできないほどでした。当日、私は受付担当となり、参加者のサインインを案内したり質問に答えたりしました。最初は詳細を見落としたりミスをしたりしないかと少し緊張しましたが、参加者が増えるにつれてコミュニケーション能力が向上し、徐々に自信が持てるようになり、様々な状況に落ち着いて対応することができました。
Eさん:和歌山オペラの課外授業では、舞台裏の準備や出演者の表現力がすごく印象に残りました。音楽とセットがうまく合わさっていて、観客に強く響くものがありました。オペラ特有の歌い方や迫力に触れて、感動しました。オペラの世界を知ることができて、舞台の面白さを新しく感じられた気がします。

このクラスでは、「パフォーミングアーツ」系のクラスとして開講している、速水クラス※4 と合同で、学生が自分たちで考案した作品をコンサート形式で発表することを目標としており、2025年1月15日(水)夕刻(時間未定)に「熊取町文化ホール キテーネホール」でのコンサートの企画運営?出演を予定しています。

  1. ※1 ?文化鑑賞創造実践?について:『文化鑑賞創造実践』は、「観光を楽しむ力」を育てるための実践的な科目です。担当教員が定めたテーマによってさまざまな活動を行い、自然環境や人の文化的?産業的営みの成果を鑑賞し、自ら創造し、鑑賞や創造の過程で周囲の人々?現地の人々と交流する経験を重ね、観光の基礎となる楽しみを養成します。
  2. ※2伊原木 幸馬 客員准教授担当講座:?パフォーミングアーツを楽しもう ~地域文化の魅力を発信~?
  3. ※3「紀州のタヌキと四国のキツネのとんでも国替え物語」上映会(コンサートチラシデータ 表?裏)
  4. ※4速水 聡子 専任講師担当講座:?サウンドアートで音楽づくりを楽しもう ~パフォーミングアーツ入門~?
記事一覧