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明浄学院高等学校敷地を巡る問題の解決のご報告

広く報道されておりましたとおり、学校法人明浄学院(以下「当学院」といいます。)は、明浄学院高等学校の敷地の一部について、株式会社ピアグレースを通じて株式会社プレサンスコーポレーションに売却するために、当学院と株式会社ピアグレースとの間で売買契約を締結していました。また、当学院は、同売買契約締結時に、株式会社ピアグレースから金21億円の手付金を受け取るとともに、同額の金21億円を株式会社サン企画に預けましたが、この事実をもって当学院の元理事長である大橋美枝子氏らが業務上横領罪にて逮捕、起訴されるに至っています。

今般、当学院は、株式会社サン企画に預託し返還を受けることができていない金21億円の返還請求権を、株式会社プレサンスコーポレーションの元代表取締役山岸忍氏個人に金21億円で譲渡することとし、山岸忍氏が、当学院に対する道義的責任の履行として、これを金21億円で譲り受け、当学院は山岸忍氏から譲渡代金21億円を受領しました。
 また、当学院は、株式会社ピアグレースとの間で、上記売買契約を合意解除するとともに、株式会社ピアグレース及び株式会社プレサンスコーポレーションとの間で、金21億円の清算処理に関して合意し、株式会社ピアグレースに対して上記売買契約に基づく手付金21億円を返金しました。あわせて、上記売買契約時に高校敷地の一部に登記されていた株式会社ピアグレース及び株式会社プレサンスコーポレーションに対する所有権移転仮登記、ならびに株式会社ピアグレースを抵当権者とする抵当権設定登記及び株式会社プレサンスコーポレーションに対する転抵当権設定登記なども、全て抹消されることとなりました。
 これにより、明浄学院高等学校の敷地を巡る一連の問題は解決し、上記売買契約締結前の状態に戻り、当学院の貴重な財産である高校敷地を確保することができました。

管財人としましては、引き続き当学院の適正かつ健全な運営体制の構築に努め、教職員の皆さんとともに、在学生ならびに入学予定者の皆様に、安心して充実した学生生活を送っていただけるよう、全力を尽くしてまいります。

学校法人 明浄学院
管財人 弁護士 中 井 康 之